2018年に登場したゴールデンエリプスの5738R-001。
5738自体は、2008年にプラチナの5738P-001が登場したときから存在しましたが、この5738R-001が出るまで、特殊なゴールデンエリプスといった立ち位置だっとといえます。
5738R-001登場までのラインナップは、
というK18の3つに加え、5738P-001という構成。
3738は1970年代に登場したモデルでありますが、上記3つのK18は2005年に登場した最終版にあたります。
それが、この5738R-001の登場をもって、2018年に3738が廃止。ゴールデンエリプスは、5738P-001と5738R-001が基本となったわけです。
なお、ゴールデンエリプスの特徴としては、シンプルながらも、実は文字盤プレートがK18という特徴があるわけですが、3738時代(2005年世代)のK18モデルは3738/100J-012だけがそうだったようです。
では、この5738R-001の文字盤プレートはどうかというとしっかりK18。現在ラインナップされているゴールデンエリプスはすべての文字盤土台がK18となっているわけです。
そんな5738R-001でありますが、デビューしてから流通数が少ない傾向があり、2018年以降の中古売出し数は10本未満。
デビュー翌年である2019年時点の中古相場は約212万円でしたが、現在はどうなっているかというと、約338万円。約126万円の値上がりとなっている様子です。
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年8月 の安値 |
2023年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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パテックフィリップ
ゴールデンエリプス 5738R-001 |
中古 | 3年 8ヶ月 |
¥2,121,600 | ¥3,388,000 | 1,266,400 | 159.69% |
ただ、この5738R-001、実は2022年1月の段階で中古相場が340万円台となっているため、200万円台⇒300万円台というように変化したのは2022年であります。
とはいえ、現在水準は約338万円と2022年春水準とほぼ同じという状態。
近頃のパテックフィリップは、2022年2月3月頃までに上昇したのが下落した結果2021年夏水準並という事例も多いわけですが、5738R-001については2022年春水準と同程度を保っているのです。

