現在約49万円という状態に達しているW3105155ですが、実は通常版(W31030H3)のように過去最高値更新という様子ではありません。
W3105155は、2001年に登場した“上位版”のN950シリーズというだけあって、通常版よりも従来から中古相場が高め。
2021年以前において、これらパシャ38mmの中古相場は、2010年前後が最も高かったという事情があったわけですが、例えば2011年のW3105155相場は約49万円という水準。つまり、現在水準と変わりないのです。
それに対して、通常版(W31030H3)の2011年水準はどうだったかというと約36万円。W3105155は現在、50万円以上となっているわけですから、2010年前後の中古相場を大幅に上回っているといえます。
ちなみに、W3105155は2017年から2020年頃まで、25万円前後で購入可能となったことが何度かありましたが、そういった時期でもN950、すなわちW3105155の中古相場は30万円以上だったわけです。
ですから、これまでの場合、N950のほうが高いというのが当たり前だったわけです。
それが、2022年以降、パシャ38mmの中古相場が伸びるようになってからは、N950と通常版の相場序列が逆転。
現在、N950は通常版よりも安価で購入可能であります。
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