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360万円台という様子、カラトラバ5296G-001

近頃は、2022年に起こった急上昇後の下落によって、2021年9月水準割れというモデルが珍しくありません。

実際、ノーチラスの一部は、現在2021年春水準並といった様子が見られます。

しかし、同じパテックフィリップでも、カラトラバ5296G-001については、2021年9月水準との比較でも値上がり状態。また、その時期、この5296G-001は「前代未聞の急上昇」となっていため、そこからの上昇ということは、優秀だと思うわけです。

ただ、5296Gについては、この5296G-001だけが上昇しているわけではなく、5296G-010のほうも上昇中。

5296G-010は、往年のカラトラバらしい“シンプルなデザイン”が採用されていますが、現在相場は5296G-001よりも5296G-010のほうが高い状態となっています。

そういった意味で、5296G-001は「変わり種」的な要素が評価されているわけではなく、5296G全体が上昇していることに伴う値動きだといえます。

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●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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