アクアノートの5065Aはラバーベルト仕様のラージサイズ。ブレスレットの1/Aモデルより10万円から20万円ぐらい安いという印象です。このラバーベルト、つけ心地がものすごく良く“付けているのを忘れるぐらい”心地よい装着感。そして、そんなに良い時計を買って→付けて→約70万円も値上がりするなんて話があったら、普通の感覚だと理解できないことかもしれません。
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2009年7月 の安値(ヤフオク) |
2016年10月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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パテックフィリップ
アクアノート 5065A |
中古 | 7年 3ヶ月 |
¥924,000 | ¥1,706,400 | 782,400 | 184.68% |
まず、値上がりするアクアノートを手に入れるチャンスが実は過去に何回かあったということ。
特に分かりやすかったのはデータと同じく2009年前後です。その頃のアクアノートはリーマンショックの影響により急激に値下がり中。
それ以前のアクアノートといえば、100万円以上するのは当たり前で2014年以降の相場に近かったのです。
それが100万円を切るというのはとてもチャンスだったということになります。
ただ、5065が現行当時だった頃の相場を知っている人からすると約90万円でも若干高いという印象を持ったかもしれません。そもそも、5065Aは2001年ぐらいまで新品実売価格が80万円台という感じ。よって中古で90万円台でもその頃の相場を知っていると「高い」と思ってしまうのは仕方がないかもしれません。
しかし、この場合に重要なのは軸をどことするかということ。
つまり、2001年を軸にすれば約90万円でも高いですが、2007年を軸にすれば約90万円という相場はかなり安い。
そして、最近の相場を軸にすると約90万円でアクアノートの5065Aが買えるなんて「本当かよ?」という感じになってしまうでしょう。
ということで、2009年の安い時期にアクアノートを購入していれば、
というとても良い時計をつけて楽しみながら約70万円という値上がりすらも楽しめたのです。
ラバーベルトの時計の場合、ベルト本体の中途半端な耐用年数に悩むところですが、これぐらいの値上がりをしてくれればラバーベルトを新品交換してもバッチリ利益が出るのは間違いありません。
よって、アクアノートを90万円台で買って170万円台の時期に売る、ということこそ腕時計投資の楽しみ方なのです。