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約297万円となっている、カラトラバ5107J-001

5107は2000年に登場したモデルでありますが、2010年代中盤からこの世代のカラトラバとしては“抜きん出て高値”となっています。

ただ、2016年から2021年4月頃まで5107J-001は、「200万前後」という範囲からほぼ変化なしという状態。2021年6月に255万円となったわけですが、それが「2016年からの5年間で最も大きな変化」といえたのです。

つまり、5107J-001は2015年時点で「他の同世代カラトラバに対して高値」という状態だったのが、その後は「相場が大きく変化なし」となっていたわけです。

そして2021年以降は、この5107J-001と同世代である5000Jなどが、240万円台となるなど、多くのカラトラバにおいて目立った上昇が発生します。

ちなみに、5000Jは2021年まで130万円台で購入可能。それに対して、この5107J-001200万円以上という相場だったわけです。

もしも現時点で、この5107J-001が2021年6月の255万円と同じような水準だったならば、5000Jとの差がほぼ無いという状態。

現在、5107J-001約297万円となっているわけですが、こういった変化が生じたのは、他のモデルに追従された結果、ようやく重い腰を上げたかのように値上がりしたからだと思います。

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●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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