さて、このSD38Gの「2018年との比較で1.5倍」といった状態は、「どうなのか?」というと、他のK18ブルガリと同じような動き方だといえます。
例えば、スポーツクロノのCH35Gは2021年1月⇒2023年10月での残価率が150%。また、ブルガリブルガリのBB33PLは2022年4月⇒2023年7月で約142%という数値です。
それに対して、このSD38Gは2018年11月⇒2024年2月で約149%ですから、他のK18ブルガリに対して「抜きん出ている」わけではありません。むしろ、他のK18ブルガリのほうが、より短期間で1.5倍といった動きを見せているわけです。
このSD38Gは、CH35Gなどが“動かなかった時期”から値動きする傾向があったため、そういった過去の傾向を考慮すると、「他のK18ブルガリよりも値動きしている状態」になっていることを期待したかったと思います。
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