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現在相場考察

90万円割れという状態、エクスプローラー214270(前期文字盤)

2024年5月3日更新
ロレックスのエクスプローラー214270について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年6月の安値と2024年4月の安値を比較し現在相場を考察。この10ヶ月での変動は3万7000円の値下がりだった。

エクスプローラー (前期文字盤) 214270についての考察(2024年4月)

2010年にデビューした214270は、2016年にマイナーチェンジされ、2021年3月に生産終了となりました。

これまで、最も高値となったのは2021年3月の生産終了発覚時。その際、214270(前期)は130万円台にまで上昇したのですが、その後95万円程度に下落しました。

214270(前期)が95万円程度となっていたのは2021年8月ですが、それから今にかけて3年近くもの間、相場が大きく変化しないという状態が続いています。

2022年春といった『多くのモデルが急上昇』となった時期においても、214270は反応せず、逆にその後の下落トレンドでも値下がりしていなかったといえます。

そんな214270でありますが、今、以前とはやや異なる雰囲気となっています。

というのも、214270(前期)のボトム価格が現在約89万円となっているからなのですが、90万円割れというのは久々。値動き自体は大きくないのですが、無視できない動きだと思います。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年6月
の安値
2024年4月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
エクスプローラー
(前期文字盤)
214270
中古 0年
10ヶ月
¥935,000 ¥898,000 -37,000 96.04%

現在、214270のボトム価格は約89万円、次に安価なのが約90万円、その次は約93万円といった様子。

微々たる値動きではありますが、上記を見るとやはり以前と比べて安くなっているように感じます。

214270は長らく値動きしない状態が続いていましたが、今回の動きが今後どの様になるか興味深いといえます。

ちなみに、14270114270も長らく相場が70万円台という様子が続いていますが、今年1月に70万円割れとなっていました。

ただ、その状態は3月には解消。70万円割れといった状態は2ヶ月ぐらいしか続かなかったといえます。

それを例とするならば、この214270についても、元の相場(95万円程度)に戻る可能性があるようにも感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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