腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
2016年11月13日更新

ロレックスデイトナ16523、一時は80万円台になったが90万円台後半まで復活

90万円台後半でも、それと比べると10万円ぐらい相場が回復したという状況。

16520の場合、現在白文字盤も黒文字盤も130万円近くするという印象ですから、コンビの場合30万円以上も安いということになります。

それに対して116520116523との価格差は、たった2000円

現在、116520の白文字盤が105万円でコンビの116523104万8000円で売られています。

つまり、エルプリだとコンビとステンレスの価格差は30万円のところ、自社ムーブメントになるとその価格差は無いに等しいのです。

よって、今買うならば、ステンレスだと116520コンビならば16523が良いということになるでしょう。

しかし、その2択でもどちらにするかはかなり難しいところ。

過去の安値を考慮すると、

という結果になり、116520のほうが“値下がりリスク”、“お買い得度”どちらをとっても優秀です。

けれども16523は、エルプリメロという強みがあり、今の価格だけを取ると116520より10万円程度安く買えるという魅力もあります。

ただし重要なのは売るときのことを想定して買うということ。

つまり、いくら安いと思っても、売るときにそれより安くては意味がありません。

ですから今の価格は重要ではないのです。

しかし、それでも過去相場を重視するか、エルプリということを重視するかはかなり難しいところ。

とはいえ一つだけはっきりしているのは、16523のほうが希少性が高いということ。

よって、遠い将来を見越せば、希少性が高く、エルプリ搭載で、コンビという分かりやすいキャラクターの16523はなんだか高くなりそうだと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -