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現在相場考察

今やLMクォーツは約50万円、サントスガルベW20018D6

2024年9月10日更新
カルティエのサントスガルベW20018D6について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年8月の安値と2024年9月の安値を比較し現在相場を考察。この1年1ヶ月での変動は12万420円の値上がりだった。

サントスガルベ W20018D6についての考察(2024年9月)

2000年代までに生産されたサントスガルベの男性用サイズは、ざっと3種類存在しますが、そのいずれもが過去相場と比べて目立った値上がりとなっています。

サントスガルベの男性用サイズとしては、

  • LMクォーツ
  • LM自動巻
  • XL
  • の3つがあり、2020年頃まではLMクォーツが10万円台、LM自動巻が25万円前後、XLが40万円程度といった価格帯に位置していました。

    しかし、今やLM自動巻は70万円程度といった水準になっており、ずいぶん高くなっているといえます。

    ちなみに、XLは現在77万円がボトム価格(ABランク以上)といったところ。このところ、LMサイズの値動きが目立った結果、現在XLは「LMに追いつかれた様子」であります。

    さて、今回お伝えするのはのは、LMサイズのクォーツモデルでありますが、このモデルを最初に紹介した2016年3月時点では約11万円で購入可能といった相場だったのです。

    それが、去年の8月時点では約38万円という水準に上昇していたわけですから、2016年⇒2023年で約3倍といった伸びを見せたといえます。

    そんなクォーツのW20018D6でありますが、現在水準はどうなっているかというと、その答えは約50万円(ABランク以上のボトム価格)。

    この1年という期間でもさらなる値上がりとなっているのです。

    本記事で参考とした中古腕時計

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    カルティエ CARTIER サントス ガルベ LM W20018D6 中古 時計 男女兼用

    本記事の価格比較

    腕時計 状態 期間 2023年8月
    の安値
    2024年9月
    の安値
    変動額 残価率
    カルティエ
    サントスガルベ
    W20018D6
    中古 1年
    1ヶ月
    ¥381,480 ¥501,900 120,420 131.57%

    サントスガルベは、このところとても人気がある様子となっていますが、そのクォーツモデルが50万円台となるのは、驚きだといえます。

    ちなみに、記事準備中にきれいめな個体が約55万円で売られていたのですが、そちらはすでに売り切れ状態。

    クォーツは50万円台でもしっかり需要があるといえます。

    数年前まで、LXクォーツは10万円台前半、LM自動巻は25万前後、XLは40万円程度といった価格帯だったサントスガルベですが、今やLMクォーツは約50万円、LM自動巻は約70万円、XLは77万円となっているのです。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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