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現在相場考察

9ヶ月で約11万円の上昇、GSTクロノグラフプラダIW370802

2025年1月24日更新
IWCのGSTIW370802について斉藤由貴生が執筆。本記事では2024年4月の安値と2025年1月の安値を比較し現在相場を考察。この9ヶ月での変動は11万3000円の値上がりだった。

GSTクロノグラフ プラダ IW370802についての考察(2025年1月)

2022年から目立って上昇しているIWCのプラダコラボモデルですが、現在でも勢いを感じる様子があるといえます。

このIW370802を前回お伝えしたのは去年の4月でしたが、その時点で約68万円となっていました。

その際、IW370802は『1年7ヶ月で約17万円の上昇』という変動だったのですが、それは過去最大規模の動きだったわけです。

そんなIW370802でありますが、現在水準はどうなっているかというと、約79万円(ABランク以上のボトム価格)。

なんと、この9ヶ月という短期間でIW370802は10万円以上も高値となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2024年4月
の安値
2025年1月
の安値
変動額 残価率
IWC
GSTクロノグラフ
プラダ
IW370802
中古 0年
9ヶ月
¥685,000 ¥798,000 113,000 116.50%

2022年頃までIWCの腕時計は、良くも悪くも値動きしないという印象がありました。

例えばですが、インヂュニアIW322701は2021年頃まで、「2010年水準と変わらず」といった様子となっていたのですが、その時期において「2010年頃の中古相場と同じ」というモデルは珍しかったといえます。

それが、2022年からIWCの各モデルで値動きするモデルが増えた結果、インヂュニアIW322701は一時80万円以上という水準にまで到達。現在では55万円程度となっているものの、2010年水準と比較すると、明らかに高値といった立ち位置になっています。

ただ、IWCは2022年以降値動きするようになったとはいえ、「数ヶ月という短期間で10万円以上」という動きはあまり見られなかったといえます。

そういった意味で、今回のIW370802の「9ヶ月で約11万円の上昇」という動きは、IWC相場にとって歴史的に重要な出来事といえるでしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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