先日、116520が「1年1ヶ月ぶりに相場変化した」ということをお伝えしましたが、16520についても同じような様子があるといえます。
16520白文字盤は、現在約369万円となっているのですが、これはちょうど1年前に対して約29万円の上昇といった動きであります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年2月 の安値 |
2025年2月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 16520 白文字盤 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥3,398,800 | ¥3,698,000 | 299,200 | 108.80% |
現在、16520黒文字盤のボトム価格は約327万円となっている一方、白文字盤については約369万円。白文字盤のほうが黒文字盤より約42万円も高値となっているのです。
16520といえば、「黒文字盤のほうが高値」というのが当たり前でしたが、今や「白文字盤のほうが40万円以上も高い」という時代。
1987年に登場した16520から、デイトナのステンレスモデルは、「黒文字盤と白文字盤」といったラインナップになっていますが、16520がプレミアム価格になった1995年頃から長らく「黒文字盤のほうが高い」という傾向がありました。
それが、2016年に登場した116500LNからは「白文字盤のほうが高値」ということに変化。
ただ、以前から「黒文字盤のほうが高値」という16520と116520については、116500LN登場後も「白文字盤が特に高い」となることはありませんでした。
しかしながら、16520などでも徐々に「黒文字盤と白文字盤」の相場序列が変化。
ちなみに、16520は2016年12月から2017年夏頃まで、中古腕時計全体を牽引するかのように「派手な上昇」となっていた経緯がありますが、2017年春時点では、黒文字盤のほうが高値でした。
それが2017年5月になると、「白文字盤のほうが高値」という現象が起こったわけですが、その時点での差は6万円程度だったのです。
その後は、時期によっては「白文字盤のほうが高値」であったり「黒文字盤のほうが高値」など、特に「どちらか一方が圧倒的に高値」といったことにはなっていなかったといえます。
それが今や、なんと白文字盤のほうが圧倒的に高値となっているわけですから、常識が変化した、ということを実感する次第であります。