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現在相場考察

黒文字盤より約42万円も高値、デイトナ16520白文字盤

2025年2月15日更新
ロレックスのデイトナ16520について斉藤由貴生が執筆。本記事では2024年2月の安値と2025年2月の安値を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は29万9200円の値上がりだった。

デイトナ 16520 白文字盤についての考察(2025年2月)

先日、116520が「1年1ヶ月ぶりに相場変化した」ということをお伝えしましたが、16520についても同じような様子があるといえます。

16520白文字盤は、現在約369万円となっているのですが、これはちょうど1年前に対して約29万円の上昇といった動きであります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2024年2月
の安値
2025年2月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
16520
白文字盤
中古 1年
0ヶ月
¥3,398,800 ¥3,698,000 299,200 108.80%

現在、16520黒文字盤のボトム価格は約327万円となっている一方、白文字盤については約369万円。白文字盤のほうが黒文字盤より約42万円も高値となっているのです。

16520といえば、「黒文字盤のほうが高値」というのが当たり前でしたが、今や「白文字盤のほうが40万円以上も高い」という時代。

1987年に登場した16520から、デイトナのステンレスモデルは、「黒文字盤と白文字盤」といったラインナップになっていますが、16520がプレミアム価格になった1995年頃から長らく「黒文字盤のほうが高い」という傾向がありました。

それが、2016年に登場した116500LNからは「白文字盤のほうが高値」ということに変化。

ただ、以前から「黒文字盤のほうが高値」という16520116520については、116500LN登場後も「白文字盤が特に高い」となることはありませんでした。

しかしながら、16520などでも徐々に「黒文字盤と白文字盤」の相場序列が変化。

ちなみに、16520は2016年12月から2017年夏頃まで、中古腕時計全体を牽引するかのように「派手な上昇」となっていた経緯がありますが、2017年春時点では、黒文字盤のほうが高値でした。

それが2017年5月になると、「白文字盤のほうが高値」という現象が起こったわけですが、その時点での差は6万円程度だったのです。

その後は、時期によっては「白文字盤のほうが高値」であったり「黒文字盤のほうが高値」など、特に「どちらか一方が圧倒的に高値」といったことにはなっていなかったといえます。

それが今や、なんと白文字盤のほうが圧倒的に高値となっているわけですから、常識が変化した、ということを実感する次第であります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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