今年、2025年の新作発表でデビューした「ランドドゥエラー」。
その見た目は、かつて販売されていたデイトジャストのオイスタークォーツのようであります。
また、1976年に「オイスター50周年」として販売されたオイスターパーペチュアルデイト1530も同様の見た目であるため、ランドドゥエラーが出たことによってこれらモデルに何かしらの影響があるか気になるところだと思います。
ランドドゥエラーに似ている見た目の過去モデルは以下の通り。
オイスタークォーツ
オイスター50周年
では、これらモデルを見てみると、新作発表から日が浅い現在、一部のモデルが反応している様子があります。
まさに、この17014こそ、ランドドゥエラーの127334と見た目が最も似ているモデルだといえます。
なお、17014の現在ボトム価格は約83万円と、ランドドゥエラーデビュー前水準と特に変わらずといった様子。
しかしながら、これ以外の100万円未満個体が軒並み売り切れ状態となっているため、実は変化がある状態となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
|
|
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年3月 の安値 |
2025年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
ロレックス
デイトジャスト オイスタークオーツ 17014 |
中古 | 4年 1ヶ月 |
¥548,000 | ¥833,800 | 285,800 | 152.15% |
なお、今回の相場は2021年との比較としていますが、この17014は2016年頃まで「機械式よりも安価」といった価格に位置していました。
それが2018年頃から同じ世代の機械式と同水準といった価格になり、2021年時点には50万円台に到達。
そして、現在では約83万円と、16234といった機械式モデルよりも高値になっているのです。(16234銀文字盤は約74万円)
「機械式よりも高値」という動きは、この17014に限らず、2023年年頃からオイスタークォーツ全体に起こったといえます。
現時点でも、17000、17013といった他のデイトジャストのオイスタークォーツは80万円前後といった水準であります。
この17014もまた、現在ボトム価格が約83万円となっているのですが、他のオイスタークォーツと異なるのが、現在売り切れとなっている個体が多いという点です。
そういったことからして17014には、ある種の勢いを感じるのですが、それもまたランドドゥエラーに最も近い「WGフルーテッドベゼル+ステンレス」という組み合わせだからなのだと、容易に想像できるかと思います。