このところ、2022年水準との比較で「伸びている」というデイトナはあまり見かけない印象があります。
しかしながら、そんなデイトナの中でも「伸びている」というモデルが存在。
それが、116518LNの「シャンパン・ブラック文字盤」であります。
同じ116518LNでも白文字盤の場合、現在548万円で購入可能。また、その他文字盤もおおよそ600万円未満といった状態です。
それに対して、このシャンパン・ブラック文字盤は655万円~となっており、明らかに他の文字盤よりも高値となっているのです。
現在、シャンパン・ブラック文字盤はざっくり10個体以上が販売されていますが、そのボトム価格が655万円。「たまたま1つだけ高値」となっているわけではなく、シャンパン・ブラック文字盤は“明らかに他の文字盤よりも高値”となっているわけです。
その結果、同じ116518LNでもシャンパン・ブラック文字盤は、2022年8月水準との比較で「値上がり」といった状態。
この間の値動きは、約71万円の上昇となっており、なかなか派手な変動になっているといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年8月 の安値 |
2025年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
ロレックス
デイトナ 116518LN シャンパン・ブラック文字盤 |
中古 | 2年 8ヶ月 |
¥5,940,000 | ¥6,655,000 | 715,000 | 112.04% |
ちなみに、現行モデルである126518LNにもシャンパン・ブラック文字盤は存在しますが、そちらも他の文字盤に対して高値となっています。
116518LNのシャンパン・ブラック文字盤が高値となっている理由として、「現行モデルに無いからでは?」と思うところでありますが、現行にもしっかりシャンパン・ブラック文字盤が存在。それもまた高値となっているのが興味深いところです。
また、同じような見た目といえるRGの「ピンク・ブラック文字盤」の場合、116515LNでも126515LNにしても、他の文字盤に対して高値となっている様子がありません。
そういった意味では、YGのシャンパン・ブラック文字盤だけが高い評価となっているわけで、K18デイトナの通常文字盤でこういった「人気文字盤カラー」が誕生するのは珍しいといえます。
これまで、K18デイトナの「人気文字盤」といった存在は、「緑文字盤」といった“いかにもレア”といった存在でした。
それが、116518LNといったラバーベルトタイプのデイトナにおいて「人気文字盤」という存在が出てきたのは意外な出来事だといえるでしょう。
なお、前回この116518LNのシャンパン・ブラック文字盤を記事で取り上げた時点では、特に116518LNの中で高値とはなっていなかったため、2022年⇒現在の間で「シャンパン・ブラック文字盤」に対する人気度が高まったと推測できます。