パネライの場合、付属品としてネジが付いてくるように「オーナー自らベルト交換して楽しんで下さい」という時計。
そのため、最近では標準装備のベルトが付いているケースが少ないのですが、この記事の個体はたまたま標準装備された茶色のカーフベルトが装着。
同じく黒文字盤でもルミノールベースだと黒革なのに対してマリーナだと茶色なのです。そしてそれは、前モデルであるPAM00001の時代から変わりません。
ルミノールマリーナの相場は、ベースより若干高いという印象であり、現在30万円台後半で購入可能なベースとは異なり、40万円以上という相場となっています。
とはいえ、実はパネライブームが起こった2002年頃、最も高かったモデルこそルミノールベースであり、このルミノールマリーナは2番目に高かったものの「オーソドックス」という印象でした。
そしてその後もパネライのオーソドックスとして長らく現行モデルであり続けたPAM00111。
現在は生産終了となりましたが、良き時代のパネライの象徴として、そろそろ価値を見出す人が増えてもおかしくないかと思います。
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