先日、126500LNの白文字盤が値下がりしていることをお伝えしたしましたが、今回は黒文字盤について見ていきたいと思います。
2016年にデビューした116500LN以降、デイトナの人気文字盤色は「白」となっており、中古相場では白文字盤のほうが高い傾向。116500LNと126500LNにおいては、明らかに「白」のほうが高値となっています。
ただ、下落時においては、黒文字盤のほうが下落幅が弱いというケースがあるため、今回はどうなっているか見ていきたいと思います。
まず、先日お伝えした白文字盤の値動きのおさらいですが、2024年の10月11月といった時期に上昇傾向となっていたのが、今年5月になって一気に下落したといえます。
2024年11月時点では約523万円となっていたのが、今月には約469万円といった状態。2024年秋⇒5月で約53万円もの値下がりとなっていました。
では、黒文字盤についてはどうかというと、前回記事で黒文字盤をお伝えしたのが2024年12月。その際は445万円といった水準でした。
それに対して、126500LN黒文字盤の現在水準は約419万円といった状態。
2024年12月⇒現在の値動きは、約25万円の下落となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年12月 の安値 |
2025年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 126500LN 黒文字盤 |
中古 | 0年 5ヶ月 |
¥4,450,000 | ¥4,198,000 | -252,000 | 94.34% |
ほぼ同じ期間で、白文字盤は約53万円の値下がりをしたわけですが、黒文字盤は25万円程度の下落となっているのが興味深いといえます。
ちなみに、白文字盤のほうが価格帯が高いため、残価率で比較すると、白文字盤は約89%、黒文字盤は約94%となります。
やはり比率でみても、明らかに黒文字盤のほうが“弱い値下がり”といえるわけですが、こういった現象は以前から116500LNでも見られるため、「なぜ黒文字盤は下落に強いのか?」という点が気になるといえます。
126500LN黒文字盤のデビュー時水準は、約448万円(2024年1月)ですが、同年12月水準は445万円。白文字盤の場合、デビュー時水準と2024年秋水準とでは大きな変化がありましたが、黒文字盤については3万円程度の差にとどまっていたといえます。
また、約419万円という黒文字盤の現在水準と、デビュー時の約448万円を比べると約29万円の下落となります。
デビュー時⇒現在で、110万円以上の値下がりとなっている白文字盤と比べると、黒文字盤の下落幅はすごく弱いといった感覚になるでしょう。