20年以上前から「腕時計の王様」といわれていたデイトナのSSモデルですが、「元祖プレミアム価格」、「30年以上にわたってプレミアム価格」、「歴代モデルがプレミアム価格」といった点が、まさに“王様”にふさわしいといえます。
歴代デイトナといっても、“その時期1番の注目”となっているのは現行モデル。また、16520以降のSSデイトナは、黒か白文字盤という展開ですが、より人気の高い文字盤が「王様」といった座に位置するといえます。
1990年代後半から2016年頃まで、長らく人気文字盤は“黒”でしたが、116500LN登場以降は“白”に変化。
近頃では、16520といった旧モデルでも白文字盤のほうが高値となっている傾向もあります。
ですから、126500LNの白文字盤が今における「人気腕時計の頂点」といった存在だといえるわけで、中古相場は定価の2倍といった規模になっているわけです。
しかしながら、そんな126500LN白文字盤は早い段階で“値下がり”といった様子を見せていました。
126500LN白文字盤は、2023年11月頃から市場に出回るようになったといえますが、その際の相場は583万円だったのです。
それが2024年9月時点で、初値に対して約95万円安となってしまったわけで、結構な値下がりとなっていました。
ただそれから1ヶ月で白文字盤は回復し、10月、11月と2ヶ月連続で上昇。2024年9月時点で488万円に下落していたのが、2024年11月時点では約523万円に回復していたのです。
けれども今年5月になると、白文字盤は再び下落。
その際、約53万円といった規模の値下がりをしたため、白文字盤は約469万円と、500万円を大きく下回る状態となってしまったのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2025年5月 の安値 |
2025年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
デイトナ 126500LN 白文字盤 |
中古 | 0年 1ヶ月 |
¥4,698,000 | ¥4,950,000 | 252,000 | 105.36% |
そんな126500LN白文字盤でありますが、現在水準は495万円といった状態。
大きく下落してから1ヶ月という短期間で、25万円ほどの回復をした様子があります。
このような『大きく下落⇒1ヶ月後に回復』といった動きは、去年の9月⇒10月と似ているといえるため、今後白文字盤がさらなる回復となるか否かが気になるところでしょう。
こういった動きからも分かるように、126500LN白文字盤はデビュー以来、乱高下気味な動きをしているといえますが、16520以降の歴代デイトナで、このような動きをするモデルは“初めて”だといえます。