2016年にスポーツモデルに移行したエアキングですが、その第二世代モデルが現行の126900であります。
前モデルとの違いは、リューズガードの有無といったところ。新旧見た目は似ているといえます。
旧モデルである116900は長らく100万円前後といった水準から変化しない傾向がありますが、現行の126900については値下がり傾向となっている様子。
前回、この126900を記事で取り上げたのは約1年前ですが、その際は約127万円となっていました。
それに対して現在水準は約119万円。
1年前時点でも値下がり傾向となっていた126900ですが、そこから更に値下がりした結果、現在水準は110万円台に下がった状態であります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年6月 の安値 |
2025年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
エアキング 126900 |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥1,276,000 | ¥1,195,000 | -81,000 | 93.65% |
なお、この126900と同世代のエクスプローラーの124270はどういった水準かというと、現在約107万円となっています。
126900は『値下がり⇒値下がり』という状態でありますが、エクスプローラー36よりは高値といったところ。
ただ、同じ40mmのエクスプローラーは約130万円となっているため、同径のエクスプローラーと比べると安価であります。
とはいえ、エクスプローラー40の224270については、デビュー時から高値といった傾向があるため、従来から“エアキングよりも高い”というのが当たり前でした。
そういった意味では、126900と近しい価格帯にいたのは124270といえるため、それと比べて“高値”となっている126900は、「エクスプローラーよりも高い」という感覚になります。
ちなみに、116世代の場合、エクスプローラーとエアキングはほぼ同水準といったところ。
エクスプローラーの場合、エクスプローラーよりもエアキングのほうが新しいため、「エアキングとエクスプローラーが同水準」というのはエクスプローラーが優秀と感じるところ。
ただ、本来エクスプローラーとエアキングとの比較では、エクスプローラーのほうが高級といえるため、“エクスプローラーのほうが高値”となっているのが正常だといえます。
それが現行世代では1年前から値下がりが継続している126900が、エクスプローラー36よりもそれなりに高値。
スポーツ系になった世代のエアキングは、116900が長らく相場が変わらず、126900は値下がりが続いている、といった状況のため、相場が読みづらいといえますが、エクスプローラーとの比較、という視点を持つと相場が分かりやすくなるといえるでしょう。