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現在相場考察

110万円台に下がった状態、エアキング126900

2025年7月1日更新
ロレックスのエアキング126900について斉藤由貴生が執筆。本記事では2024年6月の安値と2025年7月の安値を比較し現在相場を考察。この1年1ヶ月での変動は8万1000円の値下がりだった。

エアキング 126900についての考察(2025年7月)

2016年にスポーツモデルに移行したエアキングですが、その第二世代モデルが現行の126900であります。

前モデルとの違いは、リューズガードの有無といったところ。新旧見た目は似ているといえます。

旧モデルである116900は長らく100万円前後といった水準から変化しない傾向がありますが、現行の126900については値下がり傾向となっている様子。

前回、この126900を記事で取り上げたのは約1年前ですが、その際は約127万円となっていました。

それに対して現在水準は約119万円。

1年前時点でも値下がり傾向となっていた126900ですが、そこから更に値下がりした結果、現在水準は110万円台に下がった状態であります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2024年6月
の安値
2025年7月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
エアキング
126900
中古 1年
1ヶ月
¥1,276,000 ¥1,195,000 -81,000 93.65%

なお、この126900と同世代のエクスプローラーの124270はどういった水準かというと、現在約107万円となっています。

126900は『値下がり⇒値下がり』という状態でありますが、エクスプローラー36よりは高値といったところ。

ただ、同じ40mmのエクスプローラーは約130万円となっているため、同径のエクスプローラーと比べると安価であります。

とはいえ、エクスプローラー40の224270については、デビュー時から高値といった傾向があるため、従来から“エアキングよりも高い”というのが当たり前でした。

そういった意味では、126900と近しい価格帯にいたのは124270といえるため、それと比べて“高値”となっている126900は、「エクスプローラーよりも高い」という感覚になります。

ちなみに、116世代の場合、エクスプローラーとエアキングはほぼ同水準といったところ。

エクスプローラーの場合、エクスプローラーよりもエアキングのほうが新しいため、「エアキングとエクスプローラーが同水準」というのはエクスプローラーが優秀と感じるところ。

ただ、本来エクスプローラーとエアキングとの比較では、エクスプローラーのほうが高級といえるため、“エクスプローラーのほうが高値”となっているのが正常だといえます。

それが現行世代では1年前から値下がりが継続している126900が、エクスプローラー36よりもそれなりに高値。

スポーツ系になった世代のエアキングは、116900が長らく相場が変わらず、126900は値下がりが続いている、といった状況のため、相場が読みづらいといえますが、エクスプローラーとの比較、という視点を持つと相場が分かりやすくなるといえるでしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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