現行SSデイトナ126500LNでは、白文字盤が「下落して1ヶ月後にすぐ回復」という様子がありますが、今回は黒文字盤の今をお伝えしたいと思います。
白文字盤は、デビュー以来“乱高下”といえる値動きをしていますが、黒文字盤はそれと比べると穏やか。どちらかというと、“横ばい”といえる値動きに近いといえます。
ただ、今年5月時点で黒文字盤下落傾向となっており、その際は約25万円の値下がりといった状態でした。
同じ期間で白文字盤は50万円以上の下落となっていたため、黒文字盤は下落幅が弱かったといえます。
さて白文字盤は、5月に下落してから1ヶ月という短期間で回復傾向となったわけですが、黒文字盤はどうなっているでしょう。
現在、黒文字盤は443万円といった状態なのですが、これは5月水準に対して約23万円の上昇。
白文字盤と同じく回復傾向にあるといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2025年5月 の安値 |
2025年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
デイトナ 126500LN 黒文字盤 |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥4,198,000 | ¥4,430,000 | 232,000 | 105.53% |
5月に下落した126500LNでありますが、そこから現在にかけて黒文字盤、白文字盤ともに回復。
そして興味深いのは、両者の上昇額がどちらも25万円程度となっている点です。
白文字盤は5月⇒6月で約25万円の上昇、黒文字盤は5月⇒7月現在で約23万円の上昇というように、上昇額が“ほぼ同じ”であります。
ただ、黒文字盤は、値下がり時に白文字盤よりも“下落幅が弱かった”ために、同じ上昇額だと黒文字盤のほうが“より回復した”ということになります。
というよりも、黒文字盤の現在水準はデビュー時の初値にかなり近い状態であります。
なお、これまで記事でお伝えした黒文字盤は以下の通り。
こうしてみると、今年5月を除くと、他の時期はいずれも445万円程度といった水準に位置するといえます。
ですから、126500LN黒文字盤は、今年5月を除くとほぼ値動きしていないといえるわけで、いまのところ、今年5月の下落時が、デビュー以来最もお得に買うチャンスだったといえます。
2023年春にデビューした現行デイトナでありますが、市場に出回るようになってから約1年といった頃から「白文字盤は乱高下気味」、「黒文字盤は横ばい」、「K18は右肩上がり」という傾向があると指摘しています。
今年5月時点で黒文字盤については、その傾向に乱れが生じたといえますが、結果的に“横ばい”という状態に戻ったといえます。