従来、ロレックスの非スポーツ系メンズサイズは36mmとなっていましたが、2008年から“大きなサイズ”が登場。
それらは、「II」という区別がなされ、デイデイト2やデイトジャスト2といった名称になっていました。
今では、デイトジャスト41や36となっているため、「II」があったというのは新鮮。ただ、文字盤上に「II」の表記はなく、単に「DATEJUST」と書いてあるのみとなっています。
もしも、文字盤上に「DATEJUST II」などと書かれていたならば、レア度が高く、相場が高くなったとしても不思議ではなかったことでしょう。
とはいえ、デイトジャスト2の116300は、文字盤上に「II」表記が無くとも、これまで順調に「値上がり」といった動きとなっている経緯があります。
そこまで派手な値動きをするわけではないものの、着実に上昇した結果、最初に記事で取り上げた時点からすると「かなり高くなった」といえる部分があります。
なお、記事では116300の銀文字盤を追っていますが、2017年2月時点では約53万円といった状態。それが、前回取り上げた2024年12月時点で125万円に達していました。
そんな116300銀文字盤ですが、2024年12月から現在にかけても上昇が見られる様子。
現在水準は約132万円と、ついに130万円台という価格ステージに達してるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年12月 の安値 |
2025年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
デイトジャスト2 116300 銀文字盤 |
中古 | 0年 7ヶ月 |
¥1,250,000 | ¥1,328,000 | 78,000 | 106.24% |
2017年2月時点で116300銀文字盤は約53万円だったわけですが、当時、ほぼ同じ価格帯にミルガウスの116400が位置していました。
まさにその頃、筆者は116400黒文字盤を購入したわけですが、その際約54万円で買っています。
では、ミルガウス116400の現在水準はどうなっているかというと、黒文字盤が約115万円といった状態。
2017年時点では、かろうじて116400黒文字盤のほうが高値だったわけですが、現在では116300銀文字盤のほうが17万円も高い相場となっているのです。
2017年時点では「デイトジャスト」がここまで伸びるとは思えませんでしたが、2017年から2025年現在までにかけて、デイトジャスト2はミルガウスよりも凄い伸びをしたわけです。
この間、ミルガウスは「シリーズ廃止になる」という出来事があったわけですが、それにもかかわらずデイトジャスト2に負けてしまっている、というのが相場の面白いところだと思います。