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現在相場考察

2022年以降としては最も安価な状態、デイトナ116506

2025年7月12日更新
ロレックスのデイトナ116506について斉藤由貴生が執筆。本記事では2025年3月の安値と2025年7月の安値を比較し現在相場を考察。この4ヶ月での変動は97万1500円の値下がりだった。

デイトナ 116506についての考察(2025年7月)

2013年にデイトナ初のプラチナモデルとしてデビューした、116506。

プラチナデイトナということもあって、デビュー数年間は「定価を上回る」ということがなかったものの、徐々に相場が上昇。

その結果、定価を相場が上回るようになったわけですが、過去最高値を記録した2022年春には2000万円台という価格帯に達していました。

それをピークとして116506は値下がり傾向となり、ここ2年ぐらいは1450万円前後という水準に位置していたといえます。

そんな116506ですが、現在水準は約1382万円といった状態。

これは、4ヶ月前に対して約97万円の値下がりといった動きであります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2025年3月
の安値
2025年7月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
116506
中古 0年
4ヶ月
¥14,800,000 ¥13,828,500 -971,500 93.44%

なお、今年3月時点で116506は、ノーチラスの5711/1A青文字盤に近い相場でしたが、現在ではノーチラスに対して差がある状態となっています。

3月から現在にかけて、116506は値下がりした一方で、5711/1A青文字盤は高くなっている様子。

現在、5711/1A-001は1700万円と、この116506よりも約318万円高値であります。

5711/1A青文字盤は、長らく1500万円前後という水準に位置していますが、1700万円という現在水準は「2022年の下落後としては久々の“高い価格帯”」だといえます。

その一方で、この116506については値下がり傾向。

3月時点で比較対象となっていた116506とノーチラス5711/1A青文字盤ですが、この4ヶ月間で差が開いてしまったといえます。

また、116506の現在水準は、2022年以降の相場として最安値更新といった状態であります。

ちなみに、2022年以降に記事でお伝えした116506水準は以下の通り。

  • 2022年1月 ¥15,708,000
  • 2022年2月 ¥22,660,000
  • 2022年4月 ¥19,980,000
  • 2022年7月 ¥17,500,000
  • 2023年3月 ¥15,380,000
  • 2024年3月 ¥14,300,000
  • 2025年3月 ¥14,800,000
  • 2025年7月 ¥13,828,500
  • 2022年2月をピークとして、116506は下落したといえますが、2022年以降、1300万円台となったのは初めてだといえます。

    116506の現在水準は、2021年7月の約1346万円をやや上回るといったところであり、2021年夏並ともいえる状態になってしまっています。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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