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現在相場考察

現在水準は240万円台、デイデイト18238シャンパン文字盤

2025年7月13日更新
ロレックスのデイデイト18238について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年6月の安値と2025年7月の安値を比較し現在相場を考察。この4年1ヶ月での変動は46万800円の値上がりだった。

デイデイト 18238 シャンパン文字盤 バーインデックスについての考察(2025年7月)

5桁世代デイデイトの18238を前回取り上げたのは2021年6月と、だいぶ前になってしまいましたが、この約4年間での動きはどうかというと、約46万円の上昇であります。

18238は、長らく120万円前後という水準に位置していたのですが、2020年8月頃から上昇。その結果、2021年6月には200万円近い価格帯にまで達していました。

18238には様々な文字盤バリエーションがありますが、長らく記事で追っているのは、最もオーソドックスといえる「シャンパン文字盤のバーインデックス」であります。

現在、そういった条件の18238は約244万円となっており、「高くなった」と感じられた2021年時点よりも、更に高くなっているといえます。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年6月
の安値
2025年7月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイデイト
18238
シャンパン文字盤
バーインデックス
中古 4年
1ヶ月
¥1,982,200 ¥2,443,000 460,800 123.25%

なお、現在の約244万円という水準は、18238全体のボトム価格でありますが、これは2022年2月3月といった時期よりも高値であります。

2022年2月における18238のボトム価格は210万円だったため、240万円台という現在水準は「2022年春よりも高くなっている」わけです。

ちなみに、2022年以降の動きとしても、18238全体のボトム価格が240万円台になるということはなかったといえます。

2024年に一時的に240万円台ということがありましたが、長くは続かなかったため、240万円台という状態が安定したのは今年、つまり2025年になってからであります。

近頃といえば、5桁世代のデイトジャストが上昇したり、K18モデルの値上がりが目立っていますが、この18238もまた、それらと同じような反応をしているといえます。

ただし、2021年6月⇒2025年7月現在までの約4年間で、46万円程度の上昇という動きは、他のK18モデルと比べると“伸びていないほう”かもしれません。

そういった意味で、今後18238がどういった動きになるか気になるところでありますが、すでに2番目に安価については270万円に達している様子。

ただし、18238Aをみると、240万円台、250万円台といった個体があるため、まだ18238が270万円台になりそう、とはいえない状態であります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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