5桁世代デイデイトの18238を前回取り上げたのは2021年6月と、だいぶ前になってしまいましたが、この約4年間での動きはどうかというと、約46万円の上昇であります。
18238は、長らく120万円前後という水準に位置していたのですが、2020年8月頃から上昇。その結果、2021年6月には200万円近い価格帯にまで達していました。
18238には様々な文字盤バリエーションがありますが、長らく記事で追っているのは、最もオーソドックスといえる「シャンパン文字盤のバーインデックス」であります。
現在、そういった条件の18238は約244万円となっており、「高くなった」と感じられた2021年時点よりも、更に高くなっているといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年6月 の安値 |
2025年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
デイデイト 18238 シャンパン文字盤 バーインデックス |
中古 | 4年 1ヶ月 |
¥1,982,200 | ¥2,443,000 | 460,800 | 123.25% |
なお、現在の約244万円という水準は、18238全体のボトム価格でありますが、これは2022年2月3月といった時期よりも高値であります。
2022年2月における18238のボトム価格は210万円だったため、240万円台という現在水準は「2022年春よりも高くなっている」わけです。
ちなみに、2022年以降の動きとしても、18238全体のボトム価格が240万円台になるということはなかったといえます。
2024年に一時的に240万円台ということがありましたが、長くは続かなかったため、240万円台という状態が安定したのは今年、つまり2025年になってからであります。
近頃といえば、5桁世代のデイトジャストが上昇したり、K18モデルの値上がりが目立っていますが、この18238もまた、それらと同じような反応をしているといえます。
ただし、2021年6月⇒2025年7月現在までの約4年間で、46万円程度の上昇という動きは、他のK18モデルと比べると“伸びていないほう”かもしれません。
そういった意味で、今後18238がどういった動きになるか気になるところでありますが、すでに2番目に安価については270万円に達している様子。
ただし、18238Aをみると、240万円台、250万円台といった個体があるため、まだ18238が270万円台になりそう、とはいえない状態であります。