2012年に「年次カレンダー」モデルとして登場したスカイドゥエラーは、登場時に「ロレックスがコンプリケーションモデルを出した!」という意外性ゆえか、大きな注目となっていました。
当初は、K18モデルのみの展開といったラインナップでしたが、後にコンビモデルが登場。ヨットマスターのような展開になっていったといえます。
デビュー時には大きな注目となっていたスカイドゥエラーですが、近年の中古相場は、青文字盤を除くと特段高値という印象はありません。
むしろ、WGモデルの326939は、ブレスレットのK18モデルであるにも関わらず、先月時点でも451万円といった価格帯。相対的に安価なK18モデルだといえます。
しかしながら、同じ世代のK18でもローズゴールドとなると相場は高く、SSコンビ(WGベゼル)の青文字盤と同じぐらい「人気なスカイドゥエラー」という印象がありました。
前回、326935のチョコレート文字盤を取り上げたのは2024年3月でしたが、その時点で806万円といった価格帯に位置。
326935チョコレート文字盤は、2022年6月に約933万円となっていたため、2022年時点と比べると値下がりではあったのですが、約86%という残価率からして「そこまで下がっていない」といえたのです。
そんなチョコレート文字盤でありますが、現在水準はなんと約657万円といった状態。
2024年3月水準に対して149万円の値下がりと、結構な下落といった様子であります。
本記事で参考とした中古腕時計
|
|
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年3月 の安値 |
2025年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
ロレックス
スカイドゥエラー 326935 チョコレート文字盤 |
中古 | 1年 4ヶ月 |
¥8,068,000 | ¥6,578,000 | -1,490,000 | 81.53% |
2024年3月⇒現在までの値下がりは、下落額、率ともに2022年6月⇒2024年3月を“上回る”といえます。
他のモデルの場合、2022年上半期から2023年頃にかけて「最も値下がりが激しかった」といった事例が多いかといえますが、この326935チョコレート文字盤の場合、2024年から現在にかけて、激しい下落をしているわけです。