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現在相場考察

66万円で購入可能、トリロジーGMT 2250-6530-66

2025年7月30日更新
ブランパンのGMT2250-6530-66について斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年11月の安値と2025年7月の安値を比較し現在相場を考察。この7年8ヶ月での変動は22万8000円の値上がりだった。

トリロジー GMT コンセプト2000 2250-6530-66についての考察(2025年7月)

90年代ブランパンの多くは、数年前まで「品質が良いのに安価」という相場が続いていましたが、2022年頃からは、上昇するモデルが増えていった経緯があります。

例えば、トリロジーGMTの2250-1130-71は、2020年7月時点で約63万円だったのが、2023年8月には約95万円という水準に到達。

ちなみに、このGMTは、2018年4月時点で約44万円だったため、2020年7月時点でも「結構な伸び」といった感覚でした。

さて、そんなトリロジーGMTでも、今回取り上げる2250-6530-66については、上とは少し異なる様子があります。

というのも、現時点で2250-6530-66は66万円で購入可能といった状態だからです。

では、2250-6530-66は、2023年に90万円台に達していたモデルと何が違うのかというと、「コンセプト2000」というシリーズであります。

このGMTは、1997年に登場したトリロジーシリーズの1つ。トリロジーには他に、3針のフィフティファゾムスと、クロノグラフのエアコマンドが展開されており、GMTとともに、3兄弟といったラインナップとなっていました。

それぞれ、SSとK18が展開されていたのですが、そのSSにも通常バージョンと、ラバー素材とのコンビである「コンセプト2000」があったのです。

コンセプト2000は、現行当時から注目度が高かったといえますが、中古市場での数は少なく、通常のSSモデルよりも高値といったケースが多いといえます。

しかしながら、そのようなコンセプト2000でも、このGMTは、現在通常のSSよりも安価で購入可能となっているわけです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2017年11月
の安値
2025年7月
の安値
変動額 残価率
ブランパン
トリロジー
GMT
コンセプト2000
2250-6530-66
中古 7年
8ヶ月
¥432,000 ¥660,000 228,000 152.78%

コンセプト2000のGMTモデルである2250-6530-66は、2017年時点で約43万円となっていましたが、現在では66万円といった状態。

2017年水準に対して約22万円の上昇となっているのですが、このような変動は、同じGMTのSSモデルの場合、「2018年⇒2020年」にあたるといえます。

そういった意味で、66万円で購入可能という2250-6530-66には、かなりなお得感があるといえるわけで、筆者としては今、ラグスポをお得に購入したいと思うならかなり狙い目な1本だと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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