2024年2月時点で、「2022年2月水準よりも高値」となっていたデイデイトの118238。
2022年2月といえば、多くのモデルが過去最高値となっていた時期ですが、118238の場合はその時期よりも「上昇している」というのが“凄い”といえたわけです。
そんな118238ですが、2024年から2025年にかけても「さらなる上昇」となっている様子があります。
118238の中で、最もオーソドックスといえるのはシャンパン文字盤ですが、その現在水準は383万円。
2024年2月水準に対して約35万円の上昇となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年2月 の安値 |
2025年8月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
デイデイト 118238 シャンパン文字盤 |
中古 | 1年 6ヶ月 |
¥3,479,000 | ¥3,830,000 | 351,000 | 110.09% |
118238は、2020年頃まで長らく170万円台といった水準が続いていましたが、2021年から伸びるように変化した経緯があります。
2021年3月時点で118238は208万円となっていたのですが、その翌年、2022年5月には300万円にまで一気に上昇していました。
2022年5月に「一気に上昇」というと、多くの場合、そこから下落となる事例が多いといえるのですが、118238の場合は値下がりすることなく、その後もずっと値上がりが続いているといえます。
今や118238シャンパン文字盤は380万円台になっているわけで、2022年5月水準と比較しても「かなり高くなった」と感じます。
118238は、2001年デビュー世代のデイデイトで、「フルーテッドベゼル&プレジデントブレスレット」という王道の要素を備えた存在。
そのシャンパン文字盤は、最もオーソドックスなデイデイトといえるわけですが、かつてこういった存在が、これほどまでの値動きをするとは考えられなかったといえます。
なお、筆者個人的には、2025年の感覚としては、「YGにシャンパン文字盤」といった、これまで“オーソドックスすぎて人気がなかった”といえる組み合わせが、近頃「逆に良い」と感じています。
そういった意味で、この118238シャンパン文字盤に対しても、以前よりも「魅力的」だと思っているわけですが、そういった感覚と、相場の変動が一致していると思っている次第であります。