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現在相場考察

ほぼ見かけない、ロイヤルオーク4100BAシャンパン文字盤

2025年8月5日更新
オーデマピゲのロイヤルオーク4100BAについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年2月の安値と2025年8月の安値を比較し現在相場を考察。この2年6ヶ月での変動は112万4000円の値上がりだった。

ロイヤルオーク 4100BA シャンパン文字盤についての考察(2025年8月)

ロイヤルオークには様々な種類がありますが、シンプルな3針といったものだけでも「初代(2針)」と「3針」といった系譜があります。

現行の16202が初代5402の流れを組む一方、15510などのルーツは4100といえるかもしれません。

この4100というのは、「ロイヤルオーク3」として1977年に出たモデル。

ちなみに、ロイヤルオーク2はレディースだったため、4100が3針ロイヤルオークの先祖に当たるといえます。

5402が39mmだったのに対し、4100は35mmと、ノーチラス3800に近い大きさ。当時の腕時計として、標準的なサイズだったといえます。

筆者含め、時計ファンの中には、この4100が「とても良い!」と感じる人がいるわけですが、その一方で4100の中古個体数は少ないといえます。

Ap Chroniclesの資料によると、4100には、SSとコンビ、K18が存在。

SSが2721本、コンビが3563本、YGは2130本販売されたとのことですが、現在、日本における4100の中古市場への出現数は年に1本あるかないか、といったところです。

また、上記販売本数ではSSが最も少ない一方、中古市場ではK18を見かけることのほうが少ないといえます。

そして今、なんとYGの4100BAが販売されているのですが、その価格はどうかというと548万円といったところであります。

本記事で参考とした中古腕時計

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オーデマピゲ ロイヤルオーク 4100BA 中古 メンズ 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年2月
の安値
2025年8月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
4100BA
シャンパン文字盤
中古 2年
6ヶ月
¥4,356,000 ¥5,480,000 1,124,000 125.80%

なお、4100BAには様々な程度、条件があるため、上記相場比較は参考程度として捉えていただければと思います。

今回の記事の趣旨としては、この貴重な4100BAのシャンパン文字盤が売られている、ということを記録することが主であります。

なお、この548万円という価格についてですが、近年のラグスポにおけるK18ブレスレットモデルとしては、筆者は「高くない」と感じました。

まして、希少性の高い4100ですから、そのYGブレスレットモデルが548万円で購入可能というのは、滅多にないことだと思います。

ちなみに、現在パテックフィリップ、オーデマピゲ、ヴァシュロンコンスタンタンのラグスポにおいて、最も安価なK18ブレスレットとなっているのが、初代オーヴァーシーズですが、その価格は470万円。

それに対して、この4100BAは548万円であるため、初代オーヴァーシーズとの差は78万円であります。

そういった意味で、この4100BAはかなり検討する価値ある1本だと思うわけです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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