2024年にピアジェが150周年を記念して、ポロ79を発表。
この10年ほど「ポロ」は、もともと「ポロS」だったモデルが主となっていたため、オリジナルに忠実なポロが出たのは大ニュースだったといえます。
そして、そのポロ79をきっかけとして、旧型ポロに対する注目度が上昇し、初期世代と思われるポロが、中古市場から姿を消す様子があったといえます。
ポロは、1990年代頃には、形を変え、初代とは異なる見た目となっていたのですが、2001年にモデルチェンジした際、再び「初代の系譜」といった感じに原点回帰。
その際登場したのが、WGとYGなのですが、WGには、銀文字盤とスレートグレー文字盤が用意されていました。
ポロ79登場まで、この世代のポロが、最後の初代らしさを残しているモデルだったといえるのですが、長らく「ポロ」への注目度が低かったため、中古相場が安価だったといえます。
それがポロ79登場後、特にYGが評価され、比較的すぐに売り切れるといった様子を見せます。
長らく2001年デビュー世代のポロは、ブレスレットのK18モデルであるにも関わらず、中古相場が150万円程度といった状態だったわけですが、2024年5月時点でYGは187万円となっていたのです。
そして、その後WGの銀文字盤やスレートグレー文字盤も値上がりしていったといえ、ようやくこの世代のポロも動き出したといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2003年6月 の新品実勢価格 |
2025年8月 の中古安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
ポロ G0A26020 |
新品 | 22年 2ヶ月 |
¥1,771,350 | ¥2,310,000 | 538,650 | 130.41% |
このスレートグレー文字盤のポロは、現行当時における新品実勢価格が170万円台だったのですが、長らく中古相場は150万円台、160万円台といったところ。
約20年にかけて値動きしていなかったといえるのですが、それが今、スレートグレー文字盤は231万円となっており、約22年ぶりの変化となっている状態だといえます。
ちなみに、このスレートグレー文字盤は、ピアジェ創業家4代目のイヴ・ピアジェ氏が日本に来日したときにつけていたとのこと。
ちなみに、所ジョージさんもこれを持っているようですが、約2年かけて全面ハンドメイドの彫り加工を施してカスタムしています。