5桁世代のエクスプローラーといえば、14270と114270がありますが、相場は14720のほうが若干高い傾向があります。
114270は、2001年にムーブメントの世代交代に伴って出たモデルですが、同じ変更となったエアキングやサブマリーナーノンデイトの場合、リファレンス末尾に「M」がついた一方で、エクスプローラーの場合は14270⇒114270となっています。
14270には、トリチウム文字盤やシングルロックなど、世代によって各種の変更があったのですが、114270ではそういった仕様違いがほぼありません。
そのためなのか、見た目が似ている両者でも、相場は14270のほうが若干高い傾向があり、価格ステージ変化も14270のほうが先という傾向があります。
さて、14270は今年2月時点でボトム価格が約82万円に達し、3年8ヶ月ぶりに70万円台⇒80万円台という価格ステージ変化を遂げています。
そして14270に約7ヶ月間の遅れをとって、114270も今、80万円台となっている様子があります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年5月 の安値 |
2025年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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ロレックス
エクスプローラー 114270 |
中古 | 1年 4ヶ月 |
¥798,000 | ¥803,000 | 5,000 | 100.63% |
114270は、2024年5月時点で約79万円に達していたのですが、なかなか80万円を超えることがなく、今年2月以降は75万円前後といった水準が続いていました。
そんな114270ですが、9月の今になってボトム価格が約80万円を突破。
ついに80万円台となったのです。
2024年5月からの相場変化はわずか5000円でありますが、なかなか80万円以上とならなかった114270が、80万円を突破したのは大ニュースだといえます。
114270がデビューした2001年においてエクスプローラーは「デイトナの次に人気」というポジションでしたが、その後人気度が変化した結果、今ではスポーツ系で最も安価となっています。
特に14270については、1999年頃の新品相場が高かったため、長らく「かつての新品水準超え」とならなかったのですが、そんな5桁世代のエクスプローラーも今や過去最高値を更新し続けているわけです。
なお、SSスポーツモデルといえば、2022年2月3月頃が最も高値という傾向がありますが、114270は当時74万円前後といった水準でした。
ですから、114270の現在水準は過去最高値更新といった状態。また、80万円台となるのも初であります。