2017年4月時点で約39万円という価格で購入可能だったロイヤルオークのクォーツモデル。
この56303SAというモデルは、約32mmといったサイズでありますが、男性向けといったキャラクターであります。
同じ世代のノーチラスのクォーツモデル、3900/1Aがそうだったように、クォーツの男性向けモデルは、機械式よりも少し小さめという傾向があります。
小さめとはいえ、機械式の15000STや3800/1Aとクォーツモデルの差は1mmであるため、兄弟的モデルといった感覚があります。
2002年頃において、3900/1Aが30万円台で購入可能といった様子を筆者は目にしましたが、2017年時点でロイヤルオークのクォーツモデルも30万円台で買えたというのは、今となっては意外という感覚になります。
ちなみに、2016年にクォーツのロイヤルオークを記事でお伝えした際は20万円台。2017年の約39万円という水準は、2016年相場と比べて「値上がり状態」でした。
そんなロイヤルオークのクォーツモデルでありますが、現在水準はどうなっているかというと、その答えはなんと約175万円。
2017年4月水準に対して、実に約135万円もの上昇となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年4月 の安値 |
2025年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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オーデマピゲ
ロイヤルオーク クオーツ 56303SA |
中古 | 8年 6ヶ月 |
¥398,000 | ¥1,755,930 | 1,357,930 | 441.19% |
なお、この56303SAは、2017年4月時点で約39万円という価格だったため、そこから現在までにかけての残価率は約441%といった数値。実に、4倍以上の伸びとなっているわけです。
2016年、2017年時点でクォーツのロイヤルオークは注目度が低く、このような価格帯で売られていても、すぐに売れるなどということはありませんでした。
むしろ、クォーツのロイヤルオークを買ってもよいのかという疑問があったとすらいえ、筆者はそれに答えるように「クォーツを買ってもよいのか?」という内容で記事を書いています。
さて、2017年4月から8年半が経過した今、「買っても良かったのか」ということについての答えが出ているわけですが、その時期買っていたならば、約4.4倍となっているわけで、「大いに買ってもよかった!」といえる状態であります。