現在、クロノタイムは50万円台のモノが多く、この記事の個体の約46万円という額はかなり安いほうです。
50万円前後という価格はロレックスだとサブマリーナノンデイト(14060M)に相当する額ですが、2013年の相場においても両者は30万円を切る価格という同じ額でした。
つまりここ5年ぐらいは、サブマリーナノンデイトと同じ価格というのがクロノタイムの相場なのです。
しかし、クロノタイムの79160は95年頃でも新品で販売されていたのに最近は“アンティーク”という扱い。
同じく95年の5桁リファレンスのロレックスはサブマリーナを含めてまだまだアンティーク扱いとはなっていません。
クロノタイムがアンティーク扱いされる理由の1つは今のチュードルと雰囲気がかなり異なるからでしょう。
今のチュードルのモデルにはロレックスと共通するパーツが使われなくなっているため、希少性の上でも79160は人気が出やすい傾向なのです。
さらに、文字盤など一部交換パーツの供給も無くなっている傾向で、メンテンスに工夫が必要という点もアンティークな要素の1つでしょう。
よってこのクロノタイム、コアな時計ファン向けのマニアックな1本として、今後も今の水準の相場が続くと思います。
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