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目立たないが30万円近い値上がり、二代目オーバーシーズ

初代モデルと二代目モデルにおける価格差は、クロノグラフより3針モデルのほうがある傾向。

初代の3針モデルは先程のように安いときには30万円台という相場ですが、クロノグラフは安い時期でも80万円程度とかなり高めのモデルなのです。

初代モデルのクロノグラフは、オーバーシーズ登場から3年後の1999年に追加され、フレデリックピゲ製の高級ムーブメントを使用し、ビックデイトを採用した見た目も高級感のある存在。

また、ケースの大きさも40mmと存在感があり高い相場を維持したモデルでした。

よって、人気要素が盛り込まれていたクロノグラフは二代目へのモデルチェンジにあたり変更する箇所が少なく、初代と二代目モデルとでは差が少ないため相場の差も少ないのです。

オーバーシーズは初代のイメージからか、クロノグラフが注目される傾向ですが、二代目の3針モデルもしっかり値上がりをしているかなりの強いモデルなのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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