バーインデックス部分がバケットダイヤとなっている「豪華仕様のデイトナ」といえば、2014年デビューのプラチナモデル、116506Aが思い浮かびますが、実はRGにもその仕様が設定されています。
K18のデイトナには、RGの他にYGとWGがあるのですが、バケットダイヤ文字盤はRGにしか存在しません。
さらに、2023年に世代交代した現行デイトナにおいて、RGのバケットダイヤ文字盤は、ベゼルがダイヤ仕様の126595TBRにしか設定されておらず。“シンプルな見た目でバーインデックスがダイヤ”というRGモデルは、今のところ116505Aのみなのです。
そういったこともあって116505Aは、今年1月時点で1000万円超えといった水準に達していたわけですが、近頃そんな116505Aが値下がりしている傾向があります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2025年1月 の安値 |
2025年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
|
ロレックス
デイトナ 116505A |
中古 | 0年 9ヶ月 |
¥10,994,400 | ¥8,228,000 | -2,766,400 | 74.84% |
現在、116505Aは約822万円となっており、今年1月水準に対して276万円もの値下がりとなっているのです。
このような値下がりとなる場合、“現行に116505Aと同じような仕様のモデルが復活した”ということが考えられますが、今のところ、現行モデルに126505Aが登場したという情報はありません。
そういった意味で116505Aの動きは、不思議な値下がりだといえます。
ちなみに、通常文字盤のRGモデルである116505は、現在648万円~となっているため、116505Aのバケットダイヤ文字盤としての付加価値は174万円程度といった状態。
同じ世代のプラチナモデルの場合、116506Aと116506との差は、現在約176万円。RGとPtで、“バケットダイヤ文字盤と通常文字盤の差”がほぼ同水準になっている状態です。
116505Aの今回の値下がりは、Ptの“ダイヤ対通常文字盤の差”に合わせたもののようにも感じるところですが、116505Aの場合は「現行にこの仕様が存在しない」という要素があります。
ですから、現在の116505Aには、800万円台という価格帯ながらお得感があるともいえるでしょう。
ちなみに、通常文字盤の現行モデルである126505は、現在約856万円となっているため、116505Aはそれよりも安価。
旧世代にしか存在しない“さりげない豪華仕様”の116505Aが、現行モデルよりも安く購入可能というのは、RGブレスレットデイトナを検討している方にとって良い情報だと思います。