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現在相場考察

90万円台になっている、デイトジャスト16203シャンパン文字盤

2025年10月31日更新
ロレックスのデイトジャスト16203について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年1月の安値と2025年10月の安値を比較し現在相場を考察。この7年9ヶ月での変動は50万5800円の値上がりだった。

デイトジャスト 16203 シャンパン文字盤についての考察(2025年10月)

デイトジャストといえば、“フルーテッドベゼル”、“ジュビリーブレスレット”という印象がありますが、スムースベゼルに3連のオイスターブレスレットという組み合わせも存在します。

そういった仕様は、ステンレスに限らず、コンビモデルにも存在。

ちなみにデイトジャストは、116の6桁世代にまでメンズのK18モデルが用意されていましたが、スムースベゼル版は「コンビ」まででした。

このようにスムースベゼルは、デイトジャストの場合、コンビモデルにまで存在するわけですが、K18のスームースベゼルといえば、デイデイトが1世代前の36mmサイズである118208等で終了しているため、なんとなく「現行のデイトジャストにもスムースベゼルモデルがないのでは?」という印象になります。

しかしながら、スムースベゼル仕様のコンビモデルは、5桁から現行に至るまでずっとラインナップされ続けており、現行モデルでも41mmの126303と36mmの126203が存在。

しっかり、メンズモデルが2サイズ展開されているのです。

ただ、不思議と「スムースベゼルのコンビデイトジャスト」という存在については、レア感があり、いわゆる『デイトジャスト像』とは異なる見た目が魅力的だといえます。

特に、5桁世代については、6桁以降よりもラグ部分が“細め”であるため、より「スムースベゼルのすっきり感」が強調され、意外性のあるデイトジャストという感覚が強いといえるでしょう。

そのようなことから、スムースベゼルの16203は、同じ世代のフルーテッドモデルである16233よりも相場が高い傾向があります。

近頃といえば、16233が目立って上昇し、現在80万円前後といった水準にまで達している様子があります。

では、16203はどうなっているかというと、その答えは約93万円。

以前と変わらず、フルーテッドよりも高値という状態であるのです。

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年1月
の安値
2025年10月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトジャスト
16203
シャンパン文字盤
中古 7年
9ヶ月
¥432,000 ¥937,800 505,800 217.08%

16203は、2018年時点で40万円台前半となっていましたが、その頃16233は30万円台後半。

それが今や16203は90万円台となっており、2018年水準に対して50万円程度の上昇となっているわけです。

デイトジャストといえば、様々な文字盤が展開されていますが、この16203にも多彩な文字盤がラインナップ。

今回は、シャンパン文字盤のバーインデックスを例としましたが、白文字盤などはすでに100万円超えとなっている様子です。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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