このところ、ロレックス5桁世代に相当するノーチラスやアクアノートの値動きが勢いある状況が見られます。
ノーチラスの3800/1A系においては、白文字盤と青文字盤が1000万円を超えており、かなり高くなっているといった印象があります。
そして、アクアノートの第1世代でもそういった印象は同様で、特にラージのブレスレットモデルである5065/1Aが伸びている様子があるのです。
前回、記事で5065/1Aを取り上げたのは2ヶ月前ですが、その時点で720万円に達していました。
そして、それから今にかけても5065/1Aの勢いは強く、現在水準はなんと約828万円となっている様子があるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2025年9月 の安値 |
2025年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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パテックフィリップ
アクアノート 5065/1A |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥7,200,000 | ¥8,282,000 | 1,082,000 | 115.03% |
なお、筆者は2002年春にこの5065/1Aを62万円で購入したため、思い入れが強いモデルとして、ずっと値動きを追っているのですが、これまで最も高値をつけていたのは2022年5月の約741万円でした。
それに対して現在水準は約828万円ですから、これまでの過去最高値に対して約82万円のプラスといったところ。
明らかに「過去最高値を大きく更新した」といえる状態であります。
ノーチラスの3800/1Aといい、第1世代のアクアノートといい、現行当時は「注目度が弱かった」傾向があります。
ただ、そういったモデルは2025年の今の感覚からして、“ユーザーに媚びていない独特さ”のような個性が際立っているように見え、以前にも増して魅力的に感じます。
世代は異なるものの、どことなく5065/1Aに対してはロレックス4桁世代のような“独特さ”があるように見え、そのようなことも評価の高さに寄与しているかもしれません。
2002年に62万円で購入することができた5065/1Aは、それから23年の時を経て、ついに800万円台にまで伸びたというのは凄いことだと思います。