今年6月において、「1500万円前後で選び放題」となっていた5711世代のノーチラス。
この世代のノーチラスといえば、5712や年次カレンダー、クロノグラフといったコンプリケーションモデルが存在しますが、それらコンプリケーションモデルや3針が1500万円前後となっていたのです。
3針、すなわち5711/1Aは2018年頃から、5712を上回る水準となることが珍しくありませんが、クロノグラフ(5980/1A系)と同等となることはありませんでした。
それが今年6月時点では、5711世代の各ノーチラスが1500万円前後で選び放題となっていたわけですから、ある意味元気がないといえる状態だったといえます。
そんな5711世代のノーチラスでありますが、近頃、人気SSスポーツモデルが全体的に上昇しているトレンドに伴ってか、伸びている様子があります。
今回は、年次カレンダーのグレー文字盤である5726/1A-001を取り上げますが、このモデルもまた、1500万円前後という水準だったわけですが、それが今や1780万円にまで伸びているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年7月 の安値 |
2025年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
ノーチラス 5726/1A-001 |
中古 | 1年 5ヶ月 |
¥14,685,000 | ¥17,800,000 | 3,115,000 | 121.21% |
これまで、記事では5726/1Aを取り上げる際、白文字盤の5726/1A-010を追ってきましたが、現在、5726/1A系に白文字盤がないため、5726/1A-001を取り上げた次第です。
5726/1A-001は、2024年時点で約1468万円だったのですが、現在では1780万円。
現在水準は、2024年7月に対して約311万円の上昇となっています。
こういった5726/1A-001の変化を見ても、近頃における“人気SSスポーツモデルの上昇”といったトレンドの勢いを感じますが、同じ5726/1Aの青文字盤や白文字盤の在庫が出たならば、どういった水準になるのかも興味深いところだと思います。