2023年春に一斉モデルチェンジしたデイトナですが、SSやK18モデルがデビュー年の11月頃から順次出回るようになった一方で、プラチナモデルは“あまり出てこない”という傾向がありました。
126506は、デビューした2023年12月頃に出回っていたものの、その時点での流通数はかなり少なく、中古市場でも入手困難といった印象でした。
また、デビュー時から相場は1700万円台といった水準だったのですが、それでも「出たらすぐに売り切れ状態」となるなど、なにかと入手するのが難しそうといった感覚があったといえます。
そんな126506ですが、近頃では市場への流通数が増えてきており、中古では常に手に入る状態となっています。
こういったことからして、希少性はデビュー当初よりも下がっているといえるのですが、それでも相場は上昇しており、現在水準は「デビュー時水準超え」となっている状態です。
さて、プラチナデイトナといえば、もう1つの人気モデルが存在するわけですが、それがダイヤ文字盤の126506Aです。
こちらは、126506よりも更に数が少なく、市場への出現を確認できたのは2024年12月。K18や126506と同じように、126506Aは2023年春デビューなのですが、初値は2024年12月水準だといえるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年12月 の安値 |
2025年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 126506A |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥19,380,600 | ¥21,420,102 | 2,039,502 | 110.52% |
そんな126506Aも、現在では中古市場において3個体以上がある状態となっており、以前と比べて手に入りやすくなっているといえます。
そして、126506同様、126506Aの相場も伸びており、現在水準はなんと2000万円超えとなっている状態。
126506Aのデビュー時水準は約1938万円だったのですが、現在では約2142万円となっており、デビュー時に対して約200万円高となっているのです。
このところ、現行のSSデイトナなどが「デビュー時水準超え」となっているわけですが、デビュー時水準が1900万円台といった規模の126506Aについても、デビュー時超えとなったのは、「人気モデルにおける相場」が元気になってきたといった感覚になります。