最近、生産終了になったモデルに限らず、「人気モデル」として有名なモデルが1ヶ月単位で値上がりしている様子をよく目にします。
そして、その値上がり額は1ヶ月や半年、そして数ヶ月という短い期間で10万円以上という単位であり、短期でかなり値上がりしたという印象です。
すると『ステンレスのデイトナ黒文字盤』という人気腕時計の象徴的なモデルが半年で10万円値上がりしたというのは、特に驚くに値しないと同時に、デイトナとしては「ちょっと弱い」とも思わせる数値かもしれません。
ちなみに白文字盤の116520は現在約140万円という水準であり、黒文字盤より5万円以上高い状態。
116520は最も安い時期において70万円台で売られていたため、現在相場では倍値上がりした状態。
2010年頃に買った人は、とても良い値上がりを体験したという状況です。
しかし、デイトナ116520がデビューしたのは2000年であり第一次時計ブームの真っ只中。
そのため、デビュー直後から新品の116520は当然のようにプレミア価格で取引され、特に高かった黒文字盤は新品が約150万円という水準でした。
そのため、その頃プレミア価格で買った人としては、今の相場でも“実は値下がり状態”なのです。
ちなみに、116520白文字盤の現在相場は約140万円ですが、デビュー直後の新品相場は約130万円という水準。
ですから、白文字盤を買った人は“デビュー直後という高い時期に買っても値上がり状態”となっています。
ということで、黒文字盤のデイトナ116520も白文字盤のように“どの時期に買ったとしても基本的に値上り状態”となるように、まだまだ今後に期待したいと思います。
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