5296-001にはカラトラバとして珍しいデザイン要素が多々あり、リーフ針であるという点やさらにそれがブルースチール針ということ。また、シンプルな文字盤が多いパテックフィリップとしては、かつて無いほど目盛りが多く煩瑣なデザインであり、5から60までの秒数が表記されているというのも珍しいポイントです。
ただし、この「001」のデザインは、実は後期の「010」より高いわけではなく、むしろ安いのです。
ではなぜ値上がりとなったのかというと、文字盤デザインに関係なく自動巻カラトラバがこの10年ほど全体的に評価されているということに影響されたという説明が最もなものとなるでしょう。
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