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5桁時代のオーソドックスなデイデイトは値下がり傾向、ロレックス18238

デイデイトには様々な文字盤がラインナップされていますが、特に安くなったと感じるのはシャンパン文字盤

シャンパン文字盤は個体数が多く、最もデイデイトらしい存在です。

グラデーション文字盤やコンピュータ文字盤はシャンパン文字盤より高い相場であり、現在コンピュータ文字盤は1.2倍程度高いという状況。

なお、デイデイトの場合、金無垢ブレスレットの長さによって相場が異なるため、要注意なのですが、現在シャンパン文字盤において複数の個体が昨年より安いため、値下がり状態であることは間違いないでしょう。

ちなみに、ホワイトゴールドの18239の相場も現在120万円程度であるため、18238と同様の水準です。

通常、イエローゴールドよりホワイトゴールドのほうが高い傾向がありますが、デイデイトの場合、6桁モデルではWGのほうが安いというように、YGとWGの価格差が無い傾向です。

6桁リファレンスのデイデイトが登場したのは2001年のことですが、その際登場した118238は今でも現行モデルながら、5桁リファレンス扱いのモデルという傾向があります。

そして、5桁リファレンスの18238は90年代後半でも現行だったのですが、他のモデルの5桁より古く認識される傾向がある存在です。

そのため、ブレスレットまで金無垢モデルであるにもかかわらず、人気度が低いことから昔から相対的に安い傾向。

人気度が低いということは、需要が少ないということにもなります。

このような事情によりオーソドックスなデイデイトの18238は、ロレックスが全体的に安かった2016年8月と比べても値下がりしている珍しい存在であるのです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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