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現在相場考察

40万円台という水準に到達、エアキング14000

2021年11月30日更新
ロレックスのエアキング14000について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年9月の安値と2021年11月の安値を比較し現在相場を考察。この1年2ヶ月での変動は12万円の値上がりだった。

エアキング 青文字盤 (アラビア) 14000についての考察(2021年11月)

5桁世代のエアキングは、2016年頃まで20万円台前半という水準で購入可能でしたが、2018年には30万円前後となり、2020年にははっきり30万円台となっていました。

そして、2021年現在においては、既に40万円台という水準に到達。文字盤色に関係なく、14000のボトム価格は40万円以上となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年9月
の安値
2021年11月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
エアキング
青文字盤
(アラビア)
14000
中古 1年
2ヶ月
¥338,000 ¥458,000 120,000 135.50%

そんな14000の中で、今回ピックアップしたのは、青アラビア文字盤。これは、現行だった時期に、「1番人気」といっても過言ではなかった存在です。

なぜ、そうだったかというと、この14000の文字盤、『3・6・9』「青」の雰囲気が、当時大人気だったエクスプローラー14270と似ているからです。

2001年1月において、エクスプローラー新品実勢価格の価格序列は「デイトナの次に高い」といった水準。約45万9000円という価格でした。(有名店の新品実勢価格)

それに対して、14000の青アラビア文字盤は約24.9万円(上記と同じ店舗の新品実勢価格)。

つまり、2001年1月時点では、14000青アラビアよりも、14270のほうが1.84倍ほど高かったということになります。

それに対して、現在の“14000青アラビア対14270”はどうかというと、14270のほうが1.59倍高いといったことになります。

14270といえば、70万円台という水準になったように「かなり高くなった」という印象ですが、実はこの14000、それに対して差が広がってるどころか、2001年比ではそれなりに迫っているといえる様子なのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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