第1世代のアクアノートには、2つのメンズサイズが展開されており、ラージが5065、ミディアムが5066となっていました。
現行時の人気度は、どちらかというとミディアムのほうが高かったといえます。
というのも、筆者は当時ラージの5065/1Aを購入したのですが、特に値段はミディアムと変わらず。また、購入後に他の人からミディアムの方が良いなどと言われたこともあります。
しかしながら、ここ5年の中古相場においてミディアムとラージの差は歴然。
今年2月に5065/1Aは698万円に達しており、その時点でノーチラスの3800/1A-001水準を超えていたのです。
その一方で、同じSSブレスレットでも5066については、500万円程度といった状態が続いていました。
そんな5066/1A-001でありますが、現在水準はどうなっているかというと、約578万円といった状態。
ラージに続くかのように上昇しているといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
| 腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年1月 の安値 |
2025年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
アクアノート 5066/1A-001 |
中古 | 1年 6ヶ月 |
¥4,980,000 | ¥5,789,200 | 809,200 | 116.25% |
なお、現在の570万円台という水準は、5066/1A-001として過去最高値というわけではありません。
これまでで最も5066/1A-001が高かったのは2022年2月。その際678万円となっていました。
その後、5066/1A-001は下落した結果、2024年1月に490万円台となったわけで、現在水準はそこからの回復といった状態であります。
なお、2021年から現在にかけて、記事でお伝えした5066/1A-001水準は以下の通り。
現在水準は、2022年2月以降としては2番目に高値だといえます。
ラグスポの多くは、2022年2月頃に対して半値といった程度にまで下落しているケースが珍しくなく、2021年春並、もしくはその頃よりも安価という場合もあります。
しかしながら、この5066/1A-001は、他のラグスポと比べると、2022年2月水準に対しての下落具合がかなり弱いといえます。
また現在水準は、2021年水準よりも高値といった状態でもあります。
こういった状態を見ると、近頃第1世代のアクアノートが評価されていると感じます。