腕時計投資新聞

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2017年2月4日更新

値下がり傾向、ロレックス「チェリーニチェリニウム」

通常、高級腕時計メーカーでは

スポーツウォッチ
・ドレスウォッチ

というラインナップで構成されています。

ですが、ロレックスの場合

・オイスター
チェリーニ

という大きな2つのカテゴリがあり、その中でスポーツやドレスにわかれるのです。
チェリーニスポーツはありません)

よって、多くの人がロレックス=オイスターシリーズと思っており、チェリーニをしていたら

「それロレックス?珍しいやつだね」

なんて言われてしまう始末。

ロレックス自身、チェリーニ凝ったムーブメントの新作を出すなど、頑張ってはいるのですが、なかなか「チェリーニ」というシリーズの価値は上がらず。

王者ロレックスの課題は、

チェリーニ
チュードル(ブランド)

の2点でしょう。

チュードルは今後強くなっていきそうな傾向がありますが、チェリーニはしばらく現状維持なような気がします。

もっとも、このチェリーニチェリニウム。

ロレックス相場が全体的に高い2014年4月と比べて6.7万円も値下がりしています。

もしもこのまま値下がりし、プラチナケースのチェリニウムが50万円台になれば、お買得時計となりそうです。

実際、シェル文字盤のプラチナモデルは2016年10月に61万9800円という額で販売されていたので50万円台に近づいています。

しかしこのアイスブルー文字盤は別でしょう!

アイスブルーこそプラチナにしか存在しない文字盤であり、デイデイトでは200万円以上デイトナでは500万円以上という高いアイテムのアイコン的存在です。

そのアイスブルー文字盤を100万円以下で楽しめるというのがこのチェリーニの良さなのです。

プラチナ+アイスブルー+ロレックスというかなりの高級要素が100万円以下と言われると、なんだか安く感じ興味をそそられます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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