腕時計投資新聞

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2016年3月29日更新

あの時流行ったコルム、バブル カジノ・ロワイヤル

このカジノロワイヤルも“2003年限定モデル”。

時計好きならこれを見るとすぐに、フランクミュラーの「ベガス」を連想するでしょう。

ベガスがデビューしたのは1999年、この限定モデルは2003年ですからインスピレーションを受けたのは間違いありません。

しかし、コルムのバブルって遊び時計として認識されているため、「フランクミュラーのパクリだ」と怒っている時計ファンは見なかったと思います。

コルムが流行っている頃、こういうお遊び時計カテゴリって他にもあってアイクポッドなどがその典型ですね。

ただ、コルムの場合お遊び時計でも、なんとなく「パネライ」の香りがして、、

  • パネライを持っている人
  • パネライか迷う人

がいたように感じます。

コルムって流行る時期が実際何年か一度に訪れるらしく、このバブルが流行った時期は2回目ぐらいだったかと思います。

最近のコルムを見るとバブル以前の「いかにもコルムっていうデザインに戻っているのは驚きます。

2003年から06年頃までバブル中心のラインナップだったで、イメージチェンジをしたということです。

このバブルもそうですが、

  • デカアツ
  • 裏スケ
  • カジュアル

というマーケティングを徹底したような時計企画力は、また流行りの時計を作るかもしれません。

「ありがたみ」というブランド力ではパネライやフランクミュラーに勝てませんが、企画力でコルムの時計、また流行る時期がやってくるかもしれません。

もっとも、コルムが流行らなかったとしても、バブルの限定モデルは評価されているようで、7年で約18万円の値上がり

16万円というかつての最安値が値上がり額を上回っています

安価で購入でき、値上がり額が購入額を上回るというのは良いですね!

私は今の価格はかなり上に近い方だと思うので、また値下がりしたら1本狙ってみようかと、チェックリストに入れておきます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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