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最高級からカジュアルに変化した、ラジオミールPAM00210

手巻き裏スケでこの形だと非常にドレッシーなイメージになりますが、実際は「ベース」ですからカジュアル寄りなモデル。

ちなみに、ラジオミールですから「ベース」でも金無垢モデルのPAM00231も存在。

ピンクゴールドを採用というのがかつてのラジオミールに近い雰囲気で非常にかっこ良いモデルです。

そして、そっちがあるという前提でこのPAM00210を見ると結構アリかと思います。

しかし、同じベースでもルミノールのほうは革ベルトとラバーベルト両方が楽しめるのにこの時計の場合は革ベルトのみ。

一時期はルミノールより高かったラジオミールベースですが、現在相場はほぼ同じかこちらのほうが安いといった感じです。

2009年に27万円ぐらいだったこのラジオミール、同じ頃ルミノールベースのほうは25万円を切る相場でした。

ルミノールベースのほうがより安い状態からより高くなっているので「儲かった感」が強いですが、それでも10万円以上の値上がりを果たしているラジオミールベース。

ちなみに2007年には36万5000だったので、現在とほぼ変わらない相場です。

最近のモデルPAM00380は裏スケでなかったりシンプルでなかったりするため、究極シンプルなこのPAM00210でしか味わえない所有満足感もあったりします。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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