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2つの希少性が相まった、パネライルミノールマリーナ“レフティ”PAM00056

2009年当時、これと同じくシンプルなステンレスのマリーナやベースの白文字盤・黒文字盤などは30万円を切る価格というのも珍しくなく、25万円ぐらいで売られていることもしばしありました。

そのような時期においてこのPAM00056が50万円を超える価格というのはまさに、2倍高いという状況だったわけです。

しかしその後、ステンレスモデルはしっかりと値上がりをし、今では40万円前後という相場にまで回復しています。

PAM00056も値上がり状態ではありますが、かつての価格と比べると価格差が小さくなった両者。

ラジオミールの場合、高い金無垢を買ったほうが値上がり額が高かったということがありますが、この場合より高い方を買っても値上がり額は弱かったという事例です。

ちなみにこのモデル、あまりにも数が少ないため相場をつかむのが難しいので要注意。今のような状況下でも50万円台ということもあるため、相場がほぼ変わっていないとみたほうが良いかもしれません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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