16613は20年以上という長きに渡り生産されたモデルということと、90年代におけるロレックス全体の細かい仕様変更により、多くの仕様違いが存在します。
バックル部分がコンビ仕様となったのは、2000年に生産されたP番から。
P番といえば、16520の最終型など価値あるモデルの存在や、他のモデルでも“近代的な”仕様変更が行われた年として有名な年式です。
そして、数ある仕様違いの中でもP番以降と以前で相場が違うと考えると分かりやすかったのです。
この傾向は2000年代前半から2013年頃まで続き、青サブだけでなく、同じ時代のGMTマスターコンビモデルにもある傾向でした。
GMTマスターのコンビモデルも青サブ同様、バックル部分がステンレスのシングルタイプからコンビのダブルロックへと変更されたのです。
青サブは2014年頃からかつてないほどの高値となり、30万円後半だった個体でも今では70万円以上という値上がりをしました。
ではかつて高かったコンビのバックルを持つ個体は、現在どういう相場かというと、前期と変わりない相場なのです。
とはいえ、値上がりした額は30万円以上。今ではヨットマスターロレジウム16622より高い相場です。
確かに、前期を買ったほうが値上がり額は上ですが、このぐらい激しい値上がりの場合、後期が魅力的だと思ったらそちらを買っても良かったと思います。
青サブのように値上がり額が大きい時計の場合、ちょっと割高な後期モデルを買っても結果としてその分が気にならないほどの値上がりをするということもあるのです。
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