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小窓カレンダーは人気要素、パテックフィリップ5396G

WEMPEの限定モデルである5125やヴィンテージの3448は、現在世界中で品薄状態であり、その相場は「いくらになるのか分からない」というほど高いことが予測できます。

しかし、同じようなデザインであるにもかかわらず5396-011の人気があまり無いのには、なにか理由がありそうです。

その理由として予測できるのは、5396のケースが大きく感じるという点。

写真では分かりづらいのですが、実物の5396パテックフィリップならではの凝縮感やツヤっと感がやや弱い印象。

サイズは約38mmと決して大きすぎるわけではないため、その原因はサファイアクリスタルがフラットすぎることにあるかもしれません。

また、リーフ針の「5396-001」の方は、「-011」より更に安く、現在300万円台前半という相場です。

5396も魅力あるデザインなのですが、5125や3448と比べてしまうと魅力が弱まってしまうということなのでしょう。

けれども、2012年という安い時期でも5125は500万円以上という相場だったため、それよりだいぶ安価な価格で買える5396という存在も魅力的に映ります。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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