当時、時計の大きさの主流サイズは大きくても40mm。
ロレックスサブマリーナクラスが最も大きい部類でした。
その中で44mmという大きさを誇るパネライは、変わり種的存在だったのです。
ただ、
- ロレックスが過去にムーブメントを提供していた
- イタリア海軍御用達
という付加価値が功を奏して、ロレックスに飽きた人たちに受け入れやすい状態だったのです。
そうして最初は40mmが流行り、徐々に44mmにシフトしたという歴史があるのです。
そもそもこのルミノールベース、パネライの中では最も安いラインで定価30万円でした。
それが流行った2002年ごろからプレミア価格化。
2002年以降の相場は安い時期も高い時期もありますが、基本的に中古25万円ぐらいが底値だと考えれば良いでしょう。
2002年にプレミア価格化して40万円を超えていたルミノールベースも、2003年夏には25万円というものがでたりしています。
そのように、40万円超えの相場と25万円を繰り返す。
それがパネライ、特にルミノールベースの面白さです。
ちなみに、黒文字盤と白文字盤の相場価格差はあまりありません。
過去は黒文字盤の方が若干高い傾向にある印象でしたが、現在は白文字盤の方が高いようです。
最近のパネライは、高級腕時計に詳しくない人でも「パネライ」という名前を知っているほど知名度が向上。
さらに定価も60万円台まで高くなりました。(自社ムーブメント化は定価の上昇に関係ないと考えています)
ということで、パネライはまだまだ値下がりしにくいのではないかと予測しています。
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