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かつて程「青サブ」は目立たなくなったのか、ロレックスサブマリーナ16613

ただしこの青サブ、他の多くのモデルで見られるように約1年で急激に高くなったという現象は起きていません。また、2016年8月頃に他のモデルが安くなった際も、16613は大きな影響を受けることはなく、このところ価格変化がゆるやかな傾向があります。

青サブは有名なモデルですが、最近はスポーツロレックスのラインナップが増えたためか「青サブ」という愛称を聞くことも減り、以前より注目されることのない傾向だとも感じます。

相場が上昇しているという優秀さはあるものの、かつての「青サブ」という存在感を考慮すると、この1年の値動きは地味ともいえるでしょう。

ちなみに、16613には青サブの他に“黒ベゼル+黒文字盤”の黒サブもありますが、現在は黒より青のほうが高い相場となっています。

なお、16613には年式による仕様違いが存在し、それによって相場が異なるので要注意。

特に高いのがルーレット仕様となった最終型と、前期モデルの一部に存在するバイオレット文字盤で、それらは110万円以上という水準です。

また、標準的な仕様でも、バックルがコンビタイプとなったP番以降のほうが高いため、相場を見る際には要注意です。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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