腕時計投資新聞

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評価が高い、カルティエ「タンクアメリカン」(YG,LM,革ベルト)

昔から有名時計ショップでもあまり見かけることが少ないレア時計

先日紹介した「タンクディヴァン」とほぼ同じであろう金の含有量でありながらこちらのほうがだいぶ高値です。

しかもタンクディヴァンは2002年に出た比較的新しいモデル。

こちらのタンクアメリカンはそれより10年以上前からあるのに高値とは。

よくあるカルティエの時計と同じく、年式によって若干の仕様変更があります。

例えばデビュー時のモデルは自動巻でも秒針がなかったり、かつてクオーツ(ピアジェ製)だったクロノグラフは最近機械式(裏スケ)になったりと様々なモデルが存在。

さらに、SM(女性用)MM(ボーイズ)LM(メンズ)とサイズも豊富。
(XLもあります)

それらにクオーツと自動巻が含まれており、品番も様々。

分かりやすい見た目としては、

・革ベルト
・金無垢ブレスレット


という差があります。

投資用としてはLMの自動巻を見ておけば良いでしょう。

革ベルトかブレスか、についてはブレスが割安の場合はブレスを選んだ方が良いと思います。

このモデルでもっとも有名な組み合わせは、

『ホワイトゴールドLM 3針 自動巻』


でしょう。

たしか99年のブルータスによるとトムハンクス愛用腕時計だったと思います。

なお、近頃は流通が減っている模様。

かつて探すのに苦労しなかった、クオーツのクロノグラフは見つからなくなりました。

近年、金無垢モデルでも革ベルトだと50万円前後というカルティエブルガリの時計が存在する中、70万円台というのはすごいです。

カルティエ人気が新品・中古を問わず下火になったと噂される昨今、カルティエの中で最も人気がある時計と言っても良いかもしれません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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