このCV2010、腕時計が全体的に安かった2012年と、数多くの腕時計が数ヶ月単位で値上がりし続けている現在とでほぼ相場が変わっていません。
そのため、値上がりという側面からするとあまり優秀でないようにも感じます。
しかし、このCV2010のように、
という側面を持つ時計の場合、5年で相場が変わっていないというのは立派だという評価に値すると思います。
ノーチラスやGMTマスターのように、時代によっては不人気要素となってしまう強い個性は、入門的ポジションの腕時計において存在することができません。
また、CV2010は数がとても多いため、デビュー10年後には需要より供給量が多いということも考えられるのです。
しかしCV2010は2012年でも2017年でも中古相場が変わらず、いまでも多くの中古が売れている状況。
よって、ある種の不利な状況であるにもかかわらず、これだけの人気と相場を維持しているというのは優秀ともいえるのです。
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